【俳優・声優志望者が越えなければいけない3つの壁】しかし、それを越えても得られるものは・・・

演劇コラム

俳優・声優を目指している皆さんはこの世界で、

何を成し遂げたら売れることができる

と思っているでしょうか?

もしかしたら、意外にも直ぐに答えられないのではないでしょうか?

或いは出てくると予想される答えに、

・演技が、歌が上手くなれば。通っている学校や養成所で教えられていることを出来るようになれば

・事務所や劇団に正式に所属できればチャンスが出てくる

・オーディションに合格して作品出演を果たす、かつそれが主役かメインキャストが望ましい

などの答えが出てくるかもしれません。別に間違ってはいないと思います。

しかし、別のジャンルに移ると・・・。

例えば『音楽』の世界で売れるには「何を成し遂げたらいいのか?」と問われたら、

きっと多くの人は・・・、

・自分の作った曲が、歌っている曲が世間に受け入れられる、大ヒットすることが先ず条件である

みたいな答えが返ってくるのではないでしょうか。

だったら同じように『演劇』の分野で俳優・声優が売れるためには、

自分が出演した作品が大ヒットする

これが第一条件になるのではないでしょうか?

さらに先に挙げたようにそれが主役・メインキャストであること、これも追加しないといけません。

 

俳優・声優志望者には主に越えなければいけない3つの壁があると思っています。

実はそれが上記の売れる条件のように、

・演技や歌が上手くならないといけない。専門学校・養成所の授業にしっかりと付いていけて教えられたことを出来るようになって卒業する。

・実力を身に付けたら自身の希望する事務所・劇団の所属試験を受けて合格する

・そして、そこに身を置きながらオーディションを受けたりして出演機会を掴む。それが主役・メインキャストであれば最高に嬉しい

 

私の周りにはこの3つの壁を乗り越えることだけを意識した人しかいなかったと思われます。

この壁を全て越えるだけでもなかなか難しいと思っているのですが、恐ろしいことにこの3つの壁を見事に越えたとしてもそれでその後に

売れていくとは限らない

ことです。

なぜなら先ほども申しましたように、

その自身が出演した作品が大ヒットしていないのであれば残念ながら自分の名前は思ったより広まらないからです。

この『大ヒット』の定義もちょっと曖昧だと思いますが、

『舞台』なら一公演で千人前後のお客さんが入れる劇場で行って、全公演のチケットは完売した、

『映画』なら動員数何十、何百万人、興行収入も何十、何百億を突破した作品、

『アニメ』なら鬼滅の刃やスパイファミリーのような人気作にメインキャストで出演すると言えばイメージ付くでしょう。

 

このくらいのことを成し遂げないとその後も仕事の依頼が殺到して、売れていくとはならないのではないでしょうか?

つまりは、

演技や歌の勉強をしていなくても下手でも、どこかに所属していなくたって、

あるコンテンツに主役・メインキャストに選ばれてそれが大ヒットをすればおのずと売れていくだろう、

これが出せる答えです。

売れていくための条件だと思ったいた前の二つは必ずしも達成する必要はないのです。

それを理解した上で、自分はこの選択をすると言えるなら良いですが、各々の事情に関係なく先ずは誰でもここからスタートすると思っているなら、それは勘違いですのでご注意してくださいませ。

そして、このように志望者の皆さんには「売れるための条件」として「大ヒットしそうな作品にメインキャストで出演する」このことが頭に入っているとは言い難い・・・。

それよりも実力を磨かなきゃ、事務所に所属しないと・・・が先行している。

それはなぜなのか?

それはきっと、

出演者自身にその作品がヒットするかしないか?まで頭が回っていない、というかそれを考えるのは出演者の役目ではない、

そう思っているからではないでしょうか?

自身が出演した作品が空前の大ヒットをするかしないかはもはや「」です。

」と言っても「完全な運」ではなく、

出演者にはどうすることもできない領域が幾つも存在するからヒットするかはそれらの部門の方々もベストな仕事が出来ているのか?にかかっている、

です。

これは私の持論に近い、いやでも概ね様々な人もこの認識だとは思いますが、

演劇』コンテンツって台本が面白くないとほぼヒットすることはないんですよね・・・。

つまらない台本でも面白くするのが役者の仕事だろうって言う人も見たことはあるのですが、いやなら余計な手間をかけさせないで最初からこっちに本を任せてくれと思ってしまいます😓

俳優・声優の「」とも言える台本、役。

これらを作っているのは別のクリエイター、劇作家・脚本家と言われている方達です。

この時点で私たち演者はこの作家たちの技量に依存して演じなけれないけないのです。

この台詞なんかおかしくない、不自然じゃない?

とポロッと不満が出てしまった人がいるのを知っています。

それでも私たちは基本的に書かれている内容を尊重して演じないといけません。

いくら出演者は最大限の努力をしようが、他の部門が未熟で足を引っ張っていたら傑作、名作など完成するわけがありません。

特に台本や演出家・監督といった作品の要、総指揮をするような立場が駄目だとまぁ望めないでしょう。

逆に言えば、

出演者の実力が足りなくても台本が面白い、指揮を取っている人が優秀であればなんとかなる場合もあります。

実は一番目立つ存在だけど、出演者の影響力ってさほどでもないのです💦

出演者に出来ることは、

与えられた台本、役を精一杯演じるだけ、

それだけで大ヒットするほど甘くはない、これは理解しておきましょう。

だからヒットするかしないかなんてそこまで考える必要はないのですが、そうなると演者目線から言わせてもらえれば、

売れるか売れないか」は「運が良いか?」にかかっていると言えます。

なかなか恐ろしいことではないでしょうか?

自身がこの世界で食っていくためにはヒット作に出演するしかないのに、それは「運」によるところが大きいって・・・。

この辺を理解せずに、私が売れないのは実力がまだ足りないからだ、事務所に所属しないとやっぱり無理なんだ、なんでもいいから役を貰って演じたい、

など「売れるための条件」とは遠い項目ばかりに時間と労力をかけているから売れていかないんだと思います。

この世界で理想を掴むには謙遜せずに「私はスターになる逸材」そう信じて大きな仕事を掴み取っていくしかありません。少なくとも常にそれは頭に、胸に持っておく必要はあります。

私はここで収まるような人ではない、いつか大きな作品に・・・その野心は持っておいてくださいませ。

私みたいな人だと小規模の作品で十分かな・・・そんなマインドではその通りになりますし、そんなポジションに相応しい人に生活できるだけの報酬は与えられないのでご注意ください。

では今回は以上になります。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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