【自分はバッターボックスに立てているのか?】この演劇界の無情なところ・・・

この演劇界の無情なところは俳優・声優になるための第一歩を踏み出したと思っていたのに、そうではなかったことだと思っています。

どういうことか?といいますと・・・、

よく何事でも成功したかったら、

なるべく多く打席に立ってホームランを狙え!

みたいな表現をします。

どれだけ練習段階で素振りをして感触は良くても最後は本番の試合に出て、バッターボックスに立たないと成功はないということです。

これはその練習段階にはやたら時間をかける人が多いけど、なぜ本番のバッターボックスに立とうとする人は少ないのか?という実態もあって出てきた言葉でもあると思います。

この例えを俳優・声優志望者に当てはめるなら、

「学校や養成所、レッスンに通って実力を磨くところに時間をかける人はやたらと多いけど、本番に立とうとしている人はなぜ少ないのか?」

と言うことができると思うのですが、

この演劇界に限って言えば「そうしたくてもその機会がないんだよ!

というなんとも悲しい現実があります・・・。

挑戦したくてもできない、だから学校や養成所を卒業した後もレッスンに通ったり、ワークショップに参加することしかできない、

=バッターボックスに立つことができていない、

となるわけです。

それどころか・・・、

そもそも自分はベンチに入れているのか?

選手一覧として起用する時の選択肢の中に入っているのか?

と問われたら殆どの俳優・声優は蚊帳の外であると言えます・・・😰

俳優・声優とは棚に並べられている商品の如く、誰かに選んでもらい買い物カゴに入れてもらわないと動き出すことができないとも言われますが、

自分ってその商品棚に並べられているのか?と聞かれたらこれまた殆どの人達は売り場にも並べられていないという状態だと思われます。

売り場スペースに限りがある以上はこれは仕方がないことです。

そうなると大多数の俳優・声優は商品棚に並べられることもなく、ずっと裏の倉庫にしまわれておりどんなに良い商品だったとしてもその状態から抜け出さない限りは陽の目をみることはないってことですね💦

この状態であることも自覚せず、ただひたすらに実力を磨いても成功するわけがありません。もう一度言うようにバッターボックスに立てていない、それどころかキャスティング時の選択肢にすら入っていないのでしたら。

おそらく多くの俳優・声優志望者は学校や養成所に通ったことで「その第一歩を踏み出した」と思う人が多いでしょうが、現実としてはまだその段階では「商品を生産中」くらいで生産が完了したら今度はその商品を流通させないと売れることはありませんが、その流通網には入ることはできない人が圧倒的大多数ということです。

場合によっては本人にもその気がなく、誰かお願いしますと他力本願になっているかもしれません。それが事務所に所属することにこだわる理由なのかもしれませんが、そうなると事務所に気に入られなかった時点であなたは夢を諦めないといけなくなりますが、それで良いのでしょうか?

せっかく数年間、多額のお金をかけて実力を磨いても最後は他人に選ばれないと夢を諦めるしかなくなる・・・こんな方法での目指し方はあまり賢いとは思えません。

なんせたとえ事務所から選ばれても今度はその各事務所で選ばれた強者同士で「私を起用してください」と新たな競争が始まるわけですからね。

そこで勝つことができないなら、やはり成功は難しいわけです。

とはいえ今回はその「私を起用してください」とオーディションの場どころか、本番というバッターボックスにすら立てない人の方が大多数というお話です。

そんな世界なのに学校や養成所だけはやたら多いのもこの演劇界の闇の部分ですね。

この世界を目指すなら、

できるだけ多くバッターボックスに立って、ホームランを狙う、

を意識してください。

そして、

そのための手段として学校や養成所で実力を磨くは必須ではない、

ことも忘れないように。

 

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