【俳優がギャラなしの舞台に出演する意義は?】投資という感覚を持てば見極められる

ビジネス思考

この記事では「チケットノルマ」について書きました。

ほとんどの舞台は出演するだけではギャラ、報酬というものは貰えずチケットを売った枚数に応じて決まります。

そして多くの場合このような舞台に立ってもかけた時間・労力に見合う金銭的な報酬は期待できないものです。

たとえチケットノルマ分を(相場として20〜30枚ほど)を売り切ったとしても2、3万円ほど返ってくれば良い方でこれでは時給千円のコンビニで月に10回、3時間働いた方がはるかに楽に、確実に稼げます。

しかし、そんな報酬の良い舞台ばかり求めていたら自身が演じる、出演する機会など全くないという現実があります。

それだけ俳優や芸能関係の仕事というのは数が少ないので、演技を勉強してきただけの何のコネもない人には基本的に回ってくることはないでしょう。

だからギャラなしでも舞台やらに出演して自分をアピールする必要があるのですが、そこから売れる俳優を目指すというのであればこの行為は「投資」にあたるというお話をします。

なぜ「投資」にあたるのか?

一般的な感覚としては理解できないと思います。

稽古が本番の約一ヶ月前から始まって、そこから基本的に毎日稽古が長い時は昼から夜まで10時間とかあります。

この間の拘束時間はもちろん考慮されません。全てはチケットが売れた枚数で報酬は決まります。

本番の期間は一週間で計10回公演があったとして、ここまでを駆け上がればもう身も心もヘトヘト。3日間くらいは何もしたくないくらいに疲れ果ててしまいます。

ここまでして手に入った報酬が3万円だとしたら?

そのかけた時間全部バイトした方が桁がもう一つある額を稼げるでしょ?こんなことやめたら?

そんな声が聞こえてきそうですが、

もしもこの出演をきっかけに自分の名前が広まり、別の劇団やら舞台を企画している人の目に止まり、いつかあの俳優を使ってみたいなと思わせて次の出演に繋がったらどうでしょうか?

その次の出演に繋げるために、ここで得られるお金は度外視でというつもりで臨んだのであればそれは未来への投資と言ってよいでしょう。

投資」とは今はお金が減るだけだが、これがきっかけで後にあの時払ったお金よりも大きな額で戻ってくることを狙う行為を言います。

今は出演機会を得るのを優先しているからお金は減っていく一方だけど自分の露出を増やして、これを積み重ねていけばいつかコンスタントに作品に出演できるようになり、さらには報酬が出演するだけで発生する案件も来るようになる、どんどん売れている俳優の仲間入りをしていく・・・。

いずれはここまでの状態に持っていくことができれば、振り返ってみてあの時は我慢してギャラなしでも舞台に立った甲斐があったとなるわけですね。

投資」と言うと株をイメージしがちですがなにもそれだけではないのです。近い将来あの時、払ったお金よりも多くのお金が戻ってくるようになればそれも立派な「投資」です。

この感覚を理解して持てるようになればたとえギャラなしで舞台などに出演するにしても、この作品の出演は将来に繋がるのか?と考えることができて価値がある、なしの判断ができるのではないでしょうか?

そんな舞台はそう多くはないでしょうが、全く無いわけではないと思います。今も情熱を持って取り組んでいる団体はあるはずです。

上記のリンク記事でも書きましたが、将来のためにならない舞台10本出演するよりも、関わるだけでもプラスになる舞台に1本出演した方が価値はあると思います。

毎年2、3本の舞台に出ているみたいだけど全然ステップアップしそうな気配がないなと思う知り合いの俳優がいれば、それはあまりそのステップアップに繋がらない舞台ばかりに立っているからかもしれません。

9割の俳優はギャラ無しから始めないと出演機会が得られない以上はよく見極めて出演する舞台を決めましょう。

では今回は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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