【オススメ映画】「シンドラーのリスト」

こういうオススメの〇〇っていう記事を書く時は王道なものから始まりどんどんマニアックな方向へいくっていうのが定番だけど一回目は「デッド・バンディ」という変化球を投げたので今回は逆らう事なく、世界中から受け入れられているものを 笑

「シンドラーのリスト」は映画に興味があるなら観てほしいし、俳優や声優、演劇の道を進む者にも欠かせない映画となっている。

かの有名な映画監督「スティーヴン・スピルバーグ」氏の作品です。

ストーリー

1939年9月、ドイツ軍によりポーランドが占領され、ポーランドの都市クラクフもドイツ軍の占領下に置かれた。ユダヤ人を激しく蔑視するナチス党政権下のドイツ軍はクラクフ在住のユダヤ人に移住を強制し、彼らをクラクフ・ゲットーの中へ追放していた。

そんな中、ナチス党の党員でもあるドイツ人実業家オスカー・シンドラーリーアム・ニーソン)が、クラクフの町へやってきた。彼は戦争を利用してひと儲けすることを目論み、潰れた工場を買い取って琺瑯(ホーロー)容器工場を開設。有能なユダヤ人会計士イザック・シュターンベン・キングズレー)に工場の経営を任せ、「安価な労働力」としてゲットーのユダヤ人を雇い入れ、また持ち前の社交性でSSの将校に取り入って自らの事業を拡大させていった。

しかしやがて冷酷なSS将校アーモン・ゲート少尉(レイフ・ファインズ)がクラクフ・プワシュフ強制収容所の所長としてクラクフに赴任して来る。ゲートとその部下のSS隊員達は、ゲットーや収容所でユダヤ人を次々と殺戮していく。シュターン初め、シンドラーの工場で働くユダヤ人たちにも危機が迫る中、金儲けにしか関心がなかったシンドラーの心境に変化が生じていく。そして彼はあるリストの作成を決意する。(ウィキペディアより)

史実をもとにした歴史映画ってやつですね。こういう映画を観てその歴史に興味を持ったっていうパターンもあると思うので映画って勉強の教材にも良いと思うんですよね。

映像で観た方が学生さんの場合はわかりやすいと思いますし。それに「歴史」というのは俳優、声優を目指す諸君には絶対に無関心ではいられない分野です。

「演技上達法の台本分析」のカテゴリでも台本を貰った時はその作品の時代背景を「リサーチ」するというのが求められると書きましたしね。

こういう歴史をどんどん知っていく事でこの「リサーチ」という作業も実は楽になっていきます。というのも歴史は全て繋がっているのである年代はある程度、詳しくなれば、その年代を始点にそこから何年後、何年前だと考える事ができて、なんとなくでも今回の台本の時代もイメージできると思います。

さらにこのような歴史映画をたくさん観ておけば、

「1910年頃にイギリスで着られていた服ってどんなんだろう〜」と悩んだ時に「あっ、タイタニックってすごい近い年代じゃん!」と参考になる映画が直ぐに見つかったりします。

このように映画を通して歴史を知るというのは普通に学校でしてきた勉強のようにするよりかはやり易いと思うんですよね。

 

さて、ご紹介している作品の内容についてですがユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)を描いただけありなかなか目を瞑りたくなるようなシーンも多いです。しかし敢えてカラーではなく白黒にしているので、そういう意味では多少、緩和されているかもしれませんが。

個人的にこの映画を観て初めて思ったのはオスカー・シンドラーは完全なる善人ではなかったという点。

どういう作品かと言われたらユダヤ人の命を救った英雄みたいな印象があるものの、最初は戦争という状況、安い労働者を利用して金儲けしか考えていませんでしたからね。

人間というのは色んな面、それこそ善の一面もあれば悪の一面もある、人間そんな単純なものではない、その一例がオスカー・シンドラーと具体例を知れました。

幼い頃は正義が悪に勝つみたいな物語しか触れてこなかったと思うし、子供向けではなくても人間の複雑な心境を描いているドラマとか今は少なくなってきている。

「人間」とは?そこを問いかけるのも映画や演劇の務めだと思っている。そんな難題に挑む分野に足を踏み入れたいのであれば人間の複雑さ、不可解な面というのは知っておかないと俳優や声優なんてできないと思う。

その第一歩としてオスカー・シンドラーのような最初と最後では大きく変化をした人物をご覧になってはどうでしょうか?

ラストのシーンは何度、観ても泣けてしまうんですよね・・・。

コメント

タイトルとURLをコピーしました