専門学校の講師からは若いうちはフリーで活動するのはすすめないと言われました。フリー、独立するのであればある程度、売れてからだと。
確かに人気者になれてから所属事務所を離れる人はこれまでたくさんみてきたから正しい事だなと思う一方、
「もう今の時代はフリーでも事務所に所属していても、どっちでもそんな変わらなくなってきたよね」
という言葉を4年後に舞台スタッフさんから聞きました。出演舞台の稽古休憩中、わたくしと談話していた時に出てきた言葉です。
どっちが正しいのか?
それは人ぞれぞれと言っても良いのですが、わたくしの意見と致しましては後者、今はフリーでも本人の努力次第ではやっていける時代だと思います。たとえまだ売れていない状態であったとしてもです。
今はインターネットがあるので個人でも商売は比較的、手軽にできます。人気YouTuberだって最初は一個人からのスタートでしたし、そこからでも成功させる事はできるのです。
「個人でもなんでもできる時代」それは声の仕事でもそう言えます。
最近までは声優、声の仕事は声優事務所に所属していないと厳しいかな〜と思っていたのですが、個人でやっていける時代なので、その個人が「声」という素材を求めるという事はあります。
たとえば動画制作時に「声」ナレーションが欲しいと思った時に、それを引き受けてくれる人を求めて、そんな求人情報を掲載するサイトなんていうのがあります。
紹介するサイトは「声」に限らず色んな技術を持っている人、イラスト、デザインなどそんな分野の仕事を請け負ってくれる人を求めているサイトです。
このように個人に専門的なスキルや知識がしっかりと備わっているのであれば、就職していなくても収入を得る事ができる時代なのです。その分、一人でやらなければいけない作業は多いですが、組織に属さず個人の方が向いているという方はこういう生き方の方が良いと思うかもしれません。
学校では就職する事をすすめるのでこういうフリーで働くという発想にならない人も多いですが、俳優・声優・芸能人は「個人事業主」なので、こういう世界だという事は覚えておきましょう。
他にもメールアドレスを登録するだけでオーデイション情報が貰えるサイトもあるみたいです。
サイト自体が2年くらい更新がないのでまだ生きているのか不安でしたが、試しに登録してみたところ不定期ではあるものの2021年現在でもオーデイション情報は来ました。
が、報酬面で安すぎるという印象のものしか今のところ来ていないので学生が一つの経験して受けるのならありかなと言ったところです。(大体五千円以下)
まぁ、実績ある声優事務所にオファーしているわけではないのでこれも仕方がないのかな〜。
ちなみに例えば大きな会社のCM撮影だと、メインキャストのバックで演じるようなポジションでも日給で2万円前後の仕事があったりすので(知り合いの俳優にこんな仕事あるんだけどと紹介された事があります)そういう仕事が毎月10回くらいあればバイトをしなくても済むのかな〜と思いますが、そんなに都合よくあるわけないですね。
この世界の仕事の枠は少ないので😓
という事で今回は求人情報的な回でした。
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