今回は「行動に起こすよりも前に大事な事がある」というテーマで書いていきます。
これを読む事によって「目標を達成するために一番大事なこと」が理解できるようになりますのでこの記事を最後まで読んだ上でご自身の目標に向けて突き進んでいってほしいと思います。
夢を叶える、目標を達成するには「行動」に移すことが何より重要
このような言葉はもうたくさんの人が言ってきていると思います。
頭であれこれ考えるより行動に移した方が良い。
小説家になりたければ作品を最後まで書き上げなければ始まらない。上手く書けないとか悩まないで一ページでも多く書き続けろ・・・。
など、小説家を目指そうとしていても行動する、書かなきゃ始まらないというような言葉はよく目にします。
このようにあらゆる分野で共通して言えるのは「行動」に移さない限りは何も掴めない、夢も、目標も達成できないという事になります。
会社に行くのが嫌だ、辞めたいと思ってもそのまま無言で辞めるわけにはいきませんよね。その嫌な職場から解放されたければ一度は会社に赴いたり連絡を取り合い、辞める意思を伝えないとなりません。
行動に移さないと望むものは手に入らないと誰もが分かっている事だとは思いますが・・・それでも行動に移せない人が多いのもまた事実です。
夢を、目標を抱いても実際に行動に移す人は稀。
こんな言葉もよく聞くのではないでしょうか?
小説家になりたければ小説を、文章を書く事、こんなことは誰でもできます。今ではパソコンは誰でも持っている時代ですし、始めるにあたって初期費用もかからず原稿用紙を無駄にする事もなく誤字もボタン一つで修正できる、昔より書く環境は快適になっているくらいです。
が、書けない、作品を仕上げられない人は多いです。
恋愛でも好きな人がいて付き合いたいのであれば「告白」という行動に移さない限り結果は出てきませんが、その告白がなかなか行動に移せないわけですよね。
が、他人に想いを伝える事自体は何も難しい事ではありません。
「好きです、付き合ってください」と想いを伝えるのに何か特別な技術は必要ありますか?ないですよね。
ではその行動に移す事を阻んでいるものは一体何なのか?そのへんを探っていきましょう。
大事なのは中身、自身の「在り方」
行動に移す前に大事なことはなにか?それは、
自身の中身が、「在り方」がふさわしいものになっているか、いないかです。
もっと分かりやすく言い換えるなら、
成功できる、達成できる自信を持っているか、いないか?
言われてみれば当たり前のことかもしれませんが、自信がなければなかなか行動には移せません。そしてその自信で満ち溢れていないと、行動に出たとしても成功しない場合も多いです。
恋愛に例えるのなら、
僕は、私はあなたと付き合うのにふさわしい人間だと思っています、どうでしょうか?
と、こんな自信に満ちた態度で告白されたらどうでしょうか?それだけでも心動かされるものです。
逆に、「どうせ自分なんかじゃ無理なんだろうな・・・」こんな気持ちで告白されてもその内面が見透かされて、受けようと思う気にはまずなれません。
どうせ告白してくれるならね、できれば凛々しい態度で、包み込んでくれるようなオーラで言って、受け入れ体勢は万全な状態でいてほしいですよね。
最悪の場合、
もしかしたらチャンスあったかもしれないのに中身が、在り方に問題あったせいで手に入れられたかもしれないものも、手に入らないなんて事にもなりかねません。
小説も同じで「どうせ応募しても受賞できないだろうな」なんていう自己評価の作品ではまぁ、本当に無理なんでしょう。
大きな新人賞を受賞できた作家というのはおそらく「これならいけるんじゃないか!?」とその期待に胸躍らせながら応募するものだと思います。
このように成功を収めるには、成果を上げるなら自信があった上で行動するというのが大事になっていきます。
それを裏付ける知識や経験
しかしその「自信」というものはどこからやってくるのかと言われたらそれはここまでの「経験」や身につけた「知識」ではないでしょうか?
小説の場合、いくら本人が「最高傑作完成!」と豪語しても実際はとんでもない駄作だという可能性も大いにあり得ます。
そんな正確な自己評価ができない人が選考結果に納得いかず出版社に理不尽な苦情を言うことも起きてしまっているとか・・・。
じゃあ、正当な自信を持って作品を送り込んだ作家と何が違うのかと言われたらそれこそ得た知識や経験からでしょう。
応募する賞を決めた。ならまずは過去にどんな作品が受賞してきたのかを調べるところから始めたり、
今では売れっ子作家の仲間入りをしている作家のデビュー作を読み漁り、自分の書いた作品と比べてみてこのクオリティに達しているかどうか判断するなど。
調べた結果、世に出ている作品と自分の作品の質が同等、それ以上だと言えれば、それは大きな自信に繋がりますよね。
自信がある人というのは既に認められているものと、己の実力を推し量ることができる人と言えるかもしれません。
恋愛であれば普段の交流から「脈ありか、なしか?」何となくでもわかる場合もあると思います。
話しかけてきたら嬉しそうな顔をしてきたなど。
これなら付き合ってくれるはず、そんな判断ができるから自信を持って告白できるのだと思います。
失敗を受け入れる覚悟
が、いくら根拠のある自信を持って行動に移せたところで失敗する可能性もあるのは言うまでもありません。
小説だって最終選考まで残った作品というのは商品にできるレベルのものばかりなので最終的には「運」だと言われています。
恋愛も同じで相手側の様々な事情があり、付き合うことができなかったというのは多分にあります。引っ越すことになった、恋愛対象としては見られるが、実はこちらにも本命の、片想いの人がいるなど。
この失敗を受け入れることができず、長く腐ってしまう人はいますが、一度の失敗くらいでくよくよしない、むしろこの失敗を次に生かそうという気概くらいは持ってほしいものです。
失敗や挫折を経験せずに大きな成功を収めた人はいません。
幾つもの失敗を積み重ねた上で、後に大きなものを掴み取ったと言ってもいいでしょう。
この失敗を次に生かす、この心がけをもち、何度も失敗を繰り返してもめげないことですぐには無理でも、長期的な目でみることでやがて成果を出せるか決まってくるのです。せっかく積み上げたもの、無駄にせず、一晩泣いたら、止まらず次の行動に移しましょう。
そのリスクを受け入れる覚悟。
そう、もしかしたら行動に移せない理由にこの失敗、リスクを受け入れる覚悟がないからなのかもしれません。
告白を断られて傷つく自分を想像する、多くの時間を割いて書いてもその努力が報われない可能性がある・・・といったように。
そのリスクもごもっともですが、先にあげた自信があり行動に移せる人は別のところにリスクがあると捉えます。
このまま告白するのをためらっていたら別の人に取られる可能性がある、そっちの方が耐えられない、
このままでいたらいつまで経ってもやりたくもない仕事をやり続けなければいけない、そっちの方が耐えられないと。
行動に移さなかった場合の別のリスクの方が怖い、耐えらないと思っているのです。
それに比べたら失敗する、フラれることなんて、選考に落とされたくらいなんて大したことではないと捉えることができるのです。
行動できない原因にこのリスクがあります。そのリスクの捉え方次第でその心持ちも大きく変わっていきますので、本当に行動に移して失敗することが最大のリスクなのかいまいちど考えてみましょう。
怖いのはたまたま成功してしまった場合・・・
とはいえ人生何が起こるか分かりません。逆にたまたま、偶然にも成功してしまったという事も起こるかもしれません。
もしも、
入念なリサーチ、綿密な構想はなく、行き当たりばったりで書いた作品が受け入れられてデビューが決まってしまった。
まさかのOKで付き合う事になった。
こんなラッキーが起こるのも人生ですが、ここまで書いた事を当てはめるなら中身が、在り方が伴っていないと基本的には成功しないという事になっています。
これを機に必死になってそれにふさわしい自分になるように努力したのなら良いのですがそうでない場合もあります。
在り方が伴っていない、受け入れ体勢ができていない状態で、ふさわしくない成功を収めた場合は後になって大きなしっぺ返しをくらう事になります。
デビューしたものの、次回作が書けなくてそのまま消えてしまったり、
まさか付き合えるとは思っていなかったのでデートで相手を楽しませる事ができない、どう扱っていいのか困惑したりと本当に付き合いたかったのか疑問を抱かせてしまい、不信感が募り険悪なムードになる・・・。
中身が伴っていれば次回作はどうしよう?コンスタントに作品を書き続けられるには?などそこまで考えているものですし、
付き合う事ができたらこんな事がしたい、あそこへ一緒に行きたいなど付き合った後に何がしたいかなど色々と想像を膨らませるはずです。
つまり中身、在り方が伴っている、成功を収めた自分を明確に想像できる、ではそれを手に入れた後は何をするべきなのか?も自然と見えてくるものなのです。
俳優・声優だってそうです。自分の演技に自信がない人に、演技をしてもお金なんてもらえるわけがありません。
が、そんな自信がなさげに稽古に取り組んでいる人は専門時代も含めてたいへん多かったです。というか98パーセントくらいは「すみません、こんな演技で・・・」みたいな調子で取り組んでいました。
こんな中身の人に多くの人が惹きつけられて「ファン」なんてできる事はありません。
そんな先のビジョンもなく目の前の成功、デビューだけに目がいってしまっては短期的には幸福でも長期的にみればやがて無理がくるという事になるのです。
似たような内容として恒常性という記事もありますので、こちらも合わせてお読みいただき、いかに中身、在り方が大事かという事をご理解してくださいませ。
では今回は以上になります。ありがとうございました。
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