【声優アイドル化の時代へ】「その足音が聞こえてきた」

演劇コラム

わたくしの声優史第二回目です。前回はこちら↓

初めて知った声優さん「おはスタの山ちゃん」

 

確か、あれはわたくしが小学校3、4年生の時だったか・・・、

クラス内の一部の女子が騒がしい。ちょっと耳を傾けてみると、どうやらアニメの話題らしいな・・・。

HUNTER×HUNTERの甲斐田ゆきさん、

最遊記の石田彰さん、

そう、アニメの作品+そのキャラクターの声を当てている声優さんの事も認識していて、それでキャーキャー言っていたのだ。

しかも声優さんの顔もどんなんだか把握していたと思う。

HUNTER×HUNTERと言えば今でも人気があり、最近ではいつ連載が再開されるのか、それでネタになっていますよねw

もう一方の最遊記はそれと比べるとちょいとマイナーかもしれませんが、アニメが放送された当時はめちゃくちゃ人気があったと記憶しています。

もちろん主に女子に。

なんせ声優さんが豪華すぎるのですよ。

関俊彦さん、保志総一朗さん、石田彰さん、平田広明さん・・・・と、

この4人がメインキャストで毎話出ていました。

声優、アニメファンであればこの世代ではなくても一人くらいは知っているはずです。

平田さんはワンピースのサンジです、関さんは忍たまの土井先生です、石田さんはエヴァのカヲルです、保志さんはスクライドのカズマです・・・と、

それ以外にも人気作品に出まくっているのです。

個人的にはこの時から既に「アイドル声優」、

声優アイドル化の波が来ていたんじゃないかと思っております。

当時はまだキャーキャー言われる存在といえば音楽方面の人で主にジャニーズであったり、GLAY、浜崎あゆみであったりが一般的でしたが、

とある小学校の小さなクラスの一部では既に声優さんたちに対してそんな眼差し、声援を送っていた人がいたのです。

女子はこうして学校内でも話題を共有して、堂々と話をしていましたが、男子はまだこの時はアニメオタクというのはいじめられるとまではいかなくてもいじられるので、公言する事は恥ずかしいという認識だったので、

あまり大声で話している人はいませんでしたが、

女性の声優さんでいえば「林原めぐみ」さんがシャーマンキングのOPを歌ったりと、声優としてだけではなく歌手としても活躍される方はいましたよね。

そのシャーマンキングの歌のCMでは林原さんご本人が出演されていたと記憶しています。

もう声優さんがアニメ出演と同時に、こうして顔出しする事も珍しくはなくなってきたということですね。

さっきご紹介した最遊記でもけっこう声優さんを招いてのイベントが開かれていたらしいですね。

わたくしもアニメ好きでしたので、夕方から放送されるアニメは欠かしていなかったので最遊記も毎週観ていました(普通に面白かったですよ)

それでたまに、最遊記ファンの女子と話をする事があったので色々とその沼にハマった人からお話を聞けました。

トークショーとか映画の舞台挨拶とか大盛況だったそうですし、そこまで人気があるならという事なのか「キャラソン」まで出したそうで。

そのキャラソンも聴かせてもらいましたが、あのキャラが歌っている〜という事で軽く興奮しましたw

ちなみに石田さんは朗読?だったのですが、理由は歌が嫌いだからと教えてくれたw

声優出演のイベント開催、キャラソン、歌など、

「アイドル声優」という存在なら欠かすことのできない要素、

それはもう「最遊記」というアニメで全て行われていたと思っています。

ここからさらにダンスが加わったりとよりアーティスト色が強くなり、アニメキャラと実際の声優さんのイメージが近かったり、動員数もどんどん増えていくなど、

声優という言葉は外して「アイドル」と言っても良いくらいの存在になっていくのですね。

しかしそこを勘違いして「アイドル声優」を目指すとのちに苦しくなるので、やはり声優でもある以上は声優として大切な技術、演技力も身につけるべきです。

岩田光央さんがこんな記事を書いてました。

参考外部記事→「アイドルと「アイドル声優」の決定的な違い。声の実力がないと忘れられる

例に挙げた「最遊記」の声優さんたちは声優としての実力が認められた上で、アイドル的な存在になりましたが、最初からアイドルを目指すのは危険だという内容です。

では、今回はこのへんで。

P.S

なんという偶然か、最遊記についても調べながら記事を書きましたが本日、2021年8月29日は当時の声優さんによる朗読劇があったみたいですね!

最遊記朗読劇

なんだ今でも人気あるのか、すげーw

当時からアニメにしては人気凄すぎないか?とは思っていたけど、その感覚は間違いではなかったのですね。

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