ちょっと記事のタイトルが穏やかではありませんが、今回の内容はそういう黒い話を暴露するというものではありません。
「自己投資」の記事ではお金を使う時に「投資」という感覚を持ってほしいと書きました。
投資とはそこにお金を使うことによって後になってから、その使ったお金よりも大きな額になって自分に返ってくる可能性のあるお金の使い方です。
ビジネスで成功する人というのはもれなくこの感覚を持っています。
大きなお金を稼いだのなら、それを貯めるのではなく新たなる投資先を探してさらに稼ぐ、これを繰り返すことによって大きな会社へと成長していくのです。
俳優・声優というのも実態は「個人事業主」である以上、この世界で稼ぎを得たいのならこの「投資」という感覚は持っておいて損はありません。
とはいえその意識は無くても、これらを目指す人達はレッスンに通ったりして己を磨くことによって既にそのようなことをしているのですが、演技力を磨いたり、歌が上手くなってもこの世界ではそれが直接、仕事に結びつかないから悲しいことです。
なら、どういった所に使えば良いのか?
ここでタイトルに関連する話題に入るのですが、
この世界でのオーディションというのはしばしば、
出来レースだと言われています。
既に始める前から合格者は決まっており、この日に向けて努力してきた人を蔑ろにする行為ですね。
本当にこのような事はあるのか?と聞かれたら、
「あります」と断言する事は携わっていたわけではないので、できないのですがあってもおかしくないとは個人的には思っています。
一応、それに近い例としてある劇団が不定期に新しい劇団員を募集することがあるのですが、オーディションを開く前から話をつけていて2、3人ほどは既に入ることが決まっていたという話は聞いたことがあります。
そのついでにさらに良い俳優が来たらいいなということで劇団員を募集してみた流れだそうです。
他にもここからは想像の話になりますが例えば、
地上波のゴールデンタイムのドラマに、話題性のある映画に主役で出演できればそれは、
その俳優にとっては、かなり良い宣伝になります。
そして、ビジネスの世界では広告費という言葉があります。
自社の商品を世間に広く知ってもらうための宣伝費という意味ですね。
なぜ私たちが地上波のテレビ番組を無料で観られるかといったら企業が自社の商品をテレビを通して宣伝するためにその広告費を払っているからです。
現在はテレビの視聴率が昔と比べてかなり落ちているとはいえ、普及率がほぼ100パーセントのテレビの画面に自社の商品が映るというのはそれだけでも、それなりの効果が期待できるから、企業はお金を払ってまでも宣伝にお金をかけるのです。
つまりかけたお金は商品を宣伝した事によって、
いずれはそれ以上の額になって返ってくると見込んでいるからお金を出せるのです。
そう、要は投資という行為をしているのです。
それなら、資金力のある事務所が出演枠であったりをお金で買うという行為がなされていても不思議ではないと思うわけです。
このブログではSNSを上手く使ってファンを増やしていきましょうと提案していますが、これらは基本無料で使えます。
無料で使えるのなら誰でも資金が無くてもできるわけですので、たとえ本人が魅力ある人物でもラッキーと思う事がない限り、自分という存在が世に知れ渡るまでになかなか時間はかかります。
ここで仮にある程度のファンが付くまでに3年かかったとしましょう。
この3年という時間を1年にする方法はないのか?と問われたら、その方法の一つに宣伝にお金を使うという手段が考えられます。
インターネット、スマホ、パソコンもテレビと同じく生活に欠かせないものになっているので、質の高いコンテンツを発信しても、もはや利用者が多すぎてあっという間に埋もれて気づかれない場合が多いです。
そこで、そんな中から頭一つ抜けるために広告にお金を使うことによって、自身のサイトなりが目立つところに表示させることができます。
このように、自分が魅力的な人物であることは前提で、それをいち早く広めるために広告にお金を投入することによって、3年かかった時間を1年に短縮することは可能になるでしょう。
それでその広告に使ったお金は後から、知名度が上がったことによる恩恵で仕事の依頼が舞い込み、そこから得られる報酬によって回収、そして最後はその使った金額以上のお金が手に入り、事業は軌道に乗り始めることを目指します。
これと同じように自社のタレントが世間に広まれば絶対に多くのファンが付き、色んな業界から仕事のオファーが来ると見込んでいるのなら、
最初の投資としてある程度、注目されている映画、ドラマの出演枠を買いまずは宣伝・・・という発想をする人物はいてもおかしくはないということです。
本を確実に出したければ自費出版という方法があります。
これは大体、300万円前後を支払えばプロの編集者が目を通してくれたり、カバーのデザインもプロがやってくれて、本屋に並べることができます。
それでベストセラーになった本も少なからず存在します。
このパターンでも最初に投資に使ったお金は本の売り上げで大きく黒字に持っていくことができました。
理想は純粋に実力が認めたれたから、役に合っているから出演が決まるというのが無垢な人は抱きがちですが、
この世界もビジネス、収益を上げるためにドラマ、映画、アニメを制作している以上はどうしてもお金の面も気にする必要はあります。
そのお金を出してくれる人には当然、丁重に扱わないと駄目なのは言うまでもありませんよね。
世の中で大きなお金を稼いでいる一人に「投資家」と言う存在がいます。
その事業を始めるにあたって、資金援助してくれる投資家の存在がいるのならやはりその人の意見に耳を傾けなければいけないので、
実力で勝負して、この世界で成功してみせるという無垢な人には越えられない壁があるのはおそらく間違いないでしょう。
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