わたくしが伝えたいことは大方このブログ内で書いたと思います。
そこでわたくしが思ったことは、
俳優・声優の道を諦めたことを恥ずかしがることはないです。
夢、目標を持つも途中で叶うことなく断念した場合、それを他人に好きこのんで話したがることはしない人も多いと思います。
ましてや俳優・声優、他にもバンドマン、音楽の道など敢えて厳しい道を自らの意志で選んでも結局、自分も例に漏れなく諦めることになったらなおさらのことでしょう。
しかし、わたくしも挑戦したこの俳優・声優の世界に関しては今では、こんな目標叶うわけないじゃないかとまるで騙された気持ちになって憤りさえ感じることもあります。
負け惜しみのようにも聞こえるかもしれませんが、この世界に限っていえば叶うわけがない、これまで正しい方法だと思われていたことを実践しても。
そうなんです。殆どの人はこれが俳優・声優として活動して稼ぎを得るための正しいやり方だと信じていたのに、そういうわけでもないのが実態なわけですから。
そのやり方とは、
俳優に、声優になりたかったら演技の勉強をする、
そのあとに、
事務所や劇団の所属オーディションを受けて、どこかしらに所属してあとはその所属先から仕事や出演オーディション情報を貰い、出演機会を増やしていく。
本当にこの手順や認識で正しいのであれば自分の周りにもっとそれなりにこの世界で活躍している人がいても良い気がします。
でも、そんな理想とする生活とは程遠い人しかいないのはやはり何かが間違っているからだと言えると思います。努力のしかたであったり。
そもそも・・・、
おそらく誰でも辿り着ける地点として専門学校など演技の学べる学校に入る、事務所や劇団が経営している養成所へ入る、そして卒業、修了する。
ここまでは誰でもいけると思うのですが、このような施設に入ることが先ずは目標を叶えるための第一歩だと認識すること自体が間違えだと言えます。
もしも本当に才能ある、売れる見込みのある人に絞ってしまったらおそらく入れる人なんてごく僅かだと思います。
個人的には10人以下でも良いんじゃない?と思えてしまうくらい狭き門になるはずです。
が、現状は専門学校であれば100人とか定員を設定して募集したりしてますし、そんな学校が都内を中心に何十校とあります。
そんな人数を募集する必要はあるのか?といえばないですし、演技が学べる学校ってそんなにいる?と聞かれたら必要ないです。
なのに学校側はあたかも誰にでもチャンスはある!などと夢を抱かせるような宣伝文句で誘っていきます。
本当はチャンスがある人なんて片手で数えられるくらいの人数しかいないのにも関わらず。
それは簡単です。この業界は今となっては人手不足ではないからです。ギャグですか?とツッコミたくなるくらい需要と供給のバランスが悪いです(俳優・声優はそこまで必要とされていないのに、やりたい人が多すぎるという意味です)
常識ある会社であれば現時点で正社員もアルバイトも募集はしていませんと広報するでしょうし、問い合わせがきても現時点で募集してませんで終わりです。
この世界も本来あるべき姿はこうですが、この事実をあまり大っぴらに言うことはありません。
しかも専門学校や養成所が毎年、人を募集しているので多くの人が勘違いしてしまう、質が悪いですね。
将来、特定の職に就けるように高い学費を払って学校で勉強するはずですが卒業してから「ごめんなさい、あなたが選んだ業界は今のところ人手は足りているので働くことは無理ですね」と言われているようなものです。
学校に入って卒業する効果として期待するのは就職しやすくなることが世の中の認識として挙げられますが、この芸能の分野に関してはその常識が通用しないのですね。
俳優に、声優になりたい、どうすればいい?
あっ、そういう人材を育てる専門学校があるならそこに通えばいいのか、
こう思うのは普通です、どこもおかしくないのですが・・・それは真っ当な職業なら、人手が足りない職業に限った話です。
なのにこのような学校が数多く存在するのはお金儲けのためとしか思えませんね。実際、そういう意図としか考えられません。
とりあず学校に、養成所に入れた、じゃあ頑張ってみようなんて安易な気持ちで目指す人は門前払いするべきなのですが。
この罠に嵌ってしまった人が2、3年間を演技の勉強に費やして、最後の所属試験のところで落とされる、たとえ所属できたとしても人手不足ではないという事情から仕事がくるのは一ヶ月に一度もない月もあるのでこの世界で稼いでいけないままさらに数年間を過ごす・・・。
どこかに、特にある程度名の知れた事務所、劇団に正式に所属できただけでも凄いと言えるのですが、そんな関門を潜り抜けた人でもそれ相応に報われるわけではないのは、じゃあ、どうすればいいの!?と叫びたくもなります。
もはや個人でもできる努力を最大限したところでほとんどは報われることはない、そんな歪んだ世界なのがこの俳優・声優業界なので、そんな世界を目指したって成功できるわけがないんだから、早めに諦める方がまともな人と言えるくらいです。
学校や養成所へ入って、そこを出ても期待していたように俳優・声優になりやすくなるわけでもない、
なぜならこの世界は人手不足ではないから。
この事実を知れば「なれるわけないじゃん」と腹が立って、恥ずかしがることもないんじゃないでしょうか?
参考記事「声優専門学校・養成所の闇② 本当は必要がないのになぜか乱立している」
こんな世界でも俺は、私は俳優・声優、芸能人として成功したいと思っている方を少しでもサポートするのが当ブログになります。
ここでは演技の勉強よりも「ビジネスの知識・スキル」を身に付けようよと提唱していますので是非このブログ内の記事に目を通してみてくださいませ。
参考記事②「業界の理解・意識改革」
コメント
[…] 前回の記事では「俳優・声優の道を諦めたことを恥じないでほしい」ということで、 […]