俳優魂

映画界で良作の基準にもなるかもしれない「映適」精度が２０２３年の４月よりスタートしました。

いくら外から見れば華やかで楽しそうな世界だからと言って、そういう場所ほど棘もあったりします。今回は演劇などエンタメ分野の道に足を踏み入れようとしている方達に頭に入れておくべき現実をお話します。

『リアリズム演劇』とはなにか？と問われた時に人によっては教え方は様々でしょう。が、これだけは違うよと言いたい例をご紹介します。

芸能界では出演者のお金絡みの話は敬遠されていました。が、声優業界ではそうも言ってられない時代になったのか？長年この世界の情報を発信しているメディアでも今年から導入される「インボイス制度」について取り上げられました。

自分が作った商品を広める、宣伝するためにはお金がかかります。この常識を当てはめた時に俳優や声優という立場の人は実はかなり優遇されているポジションにいる人達なのです。そんな立場を手に入れたければやはりそれ相応の価値を提供する必要がありますよ、というお話です。

もしも演劇を、エンタメを『仕事』としてやっていきたい、この分野でお金を稼いでいきたいと思いこの世界に入ったのであればこのような発想があると頭に入れておいてください。世が資本主義社会である以上は夢を抱いて目指すこの世界でも同じことが言えます。

俳優や声優など自身が演技をしてお金を稼いでいる人は確かにいます。それを見て憧れて自分をなりたい！と思う人は一定数いると思われますが、この演劇の分野でお金を稼ぐ、仕事として関わるというのは想像以上に難しいというお話です。