声優志望者が知っておくべきこと〜まとめ〜

演劇コラム

この記事では高校卒業後、声優になりたくて専門学校へ進学、卒業後は養成所へも通い修了後も2年ほど俳優活動をするも今のままのような活動を何年と続けても俳優・声優だけの仕事で生活するだけの稼ぎは得られないと悟り、この業界での活動を断念した者がこれからこの道を進む人達に向けて事前に知っておいてほしいことをまとめている記事になります。

この事実を知っているか、知らないかでは、本当はやるべきことも大きく変わってくるはずなのでアクセスしてくれた方は是非、最後まで読んでいってほしいと思います。

1、演技の勉強はしなくても構わない。

いきなり「えっ?」と思うようなことを書きましたがあながち間違ってはいません。

なぜなら俳優・声優の仕事というのは演技の勉強を最低、何年間してきた者だけができる仕事である、とか取得するべき資格、合格しなければいけない試験などそういう決まりは一切ないので演技未経験者でもやらせてもらえます。

その良い例として挙げるのであれば最近、元プロ野球選手の古田敦也さん(ソース記事に飛びます)がドラマに出演しているのを見かけました。しかもそれなりに台詞もあり、クローズアップされている役です。

彼はプロはプロでも野球のプロです。演技のことなんてつい最近まで頭になかったことでしょう。なのにおそらく単に有名だからという理由だけで出演させてもらえるのです。

このように元プロスポーツ選手が引退後は芸能人のような活動をするというのはよくある例です。

他にはサッカー選手の大久保嘉人さんも引退後は早くもテレビでよく見かけるようになりましたね。

彼らが必死で学んだ、練習したのは野球、サッカーです。解説者としてテレビに出るなら分かりますが、現役時代、活躍した副産物として引退後は芸能人としての道まで約束されている人もいるのです。

こうなってくると最初からこの世界を目指して学生時代からレッスンを受けてきた、高い学費を払って演技を勉強してきた人からしてみれば理不尽だという見方もできます。

しかし、もう一度言うようにこの世界は演技を勉強してきた人しかできない仕事という決まりはないのでこのような例はそんな珍しいことではありません。

声優でもよく「〇〇さんが声優初挑戦!」という話題を聞きますよね。普段は声優として活動していない人ができてしまう例も散見されています。

こんな世界なのに何年も演技の勉強だけに時間を費やすのは適切ではありません。それよりもいきなり作品出演、事務所所属オーディションなどを積極的に受けた方が良いです。

大体のオーディションは経験の有無を不問にしています。むしろ未成年、若いというだけでポイントが高いという風に見られることもあるので貴重な若い時期を無駄にしないようにしましょう。

2、※ただいま正社員・アルバイトの募集は行っておりません。

とはいっても中には実力が確かな俳優・声優しか出演していない作品もあります。特にさすがに主役となるとあまり下手な人にはやらすとただ視聴者から批判をくらうだけです。

私は演技が下手とは思われたくないので、演技の勉強をじっくりすることから始めます、という選択も有りだと言えれば良いのですが・・・。

そもそもこの世界、特に声優の方は仕事が欲しい人で溢れかえっていて満席状態なのです・・・。

そりゃあそうでしょと思われる人もいるかもしれませんが、想像より遥かに絶望的な状態で、どんなに声優としての魅力がある、才能はある人だったとしても物理的に声優を必要としている仕事というのはあまりにも少なすぎるので、どんなに頑張ってもあなたが入る枠はありませんという理由で芽が出ないのです。

声優だけに限っていえば300人をなんとか生活できるだけの稼ぎを得させるだけで精一杯だと言われています。対して現時点で声優という肩書きを持っている人、声優名鑑には載っていないけど声優の活動はしている人も合わせれば約1万人。

1万人中300人くらいしかまともに声の仕事で稼ぐことはできないようになっているのです。これは個人の力で変えることは不可能です。

このくらいの需要と供給のバランスだと月どころか年に数回、仕事がもらえるだけでも有り難いと言えてしまえるレベルですね。単発、短期の仕事であればチャンスはあります。

もちろんたったそれだけの回数、仕事をしただけでその年は生活できるだけの稼ぎを得られることはほぼ有り得ません。

この熾烈な競争の中を割って入り、自分を中心に仕事が来るような状況に変えさせるには重ねて才能は十分にある、努力も惜しまないのは大前提で、プラス宝くじが当たったような運もたぐり寄せないととてもではないけど無理な話なのです。

この事情を知った瞬間に私は「だったら稼げるわけないじゃん!」と声を大にして叫びたくなりました。

これが意味することはつまり、私達はいわば現時点で正社員もアルバイトも募集していない会社に対して私を雇ってくださいと頼んでいるようなものだったなのです。

普通の感覚だったら諦めて別の会社を探すしかないですよね。しかし中にはどうしても諦め切れずに30代、40代になっても、もがいている人がいます・・・。

何か一つでもヒット作に出演すればそれをきっかけにステップアップできるという淡い期待も抱いてしまいがちですが、それは3、40年前だったら通用した可能性がありますが今はもう俳優・声優、芸能関係の仕事をやりたいと希望する人は多すぎるので、長きに渡ってコンスタントに仕事を得るというのは不可能に近いです。

超有名、人気俳優でも数年ぶりにドラマ、映画の主演が決定というタイトルでニュースになるようにドラマ、映画、アニメをレギュラーで毎年、出演するというのはたとえ知名度、人気があっても後ろに長い行列があるかの如く次にまた自分に回ってくるのは数年後というように大変、難しい時代になっています。

この事情を知らずに他の人手不足の業界と同じように、この分野で働きたいですと希望して真面目に学校で勉強して卒業すれば、その仕事に就けるだろうというような感覚で目指す人が非常に私の時代は多かった気がするのですが、今はどうなのでしょうか?💦

このように人手が足りている業界なので、この世界で活動できる人材を育てる学校というのは多くは必要としません。2、3校あれば良いのではないでしょうか?

なのに東京を中心に声優学科が設置されている専門学校は何十校と存在します。これはなかなかの闇です😓

どう考えても志望者が多いことをいいことに一時だけ夢を持たせて金儲けする意図があるようにしか見えないです💧

まだそういう都合の悪いことも包み隠さず教えて、じゃあこのことを受け入れた上で今から目指す人はどうしたら良いのでしょう?と教えてくれるのならいいですが、まさかそんなモチベーションが下がることを言うと辞めていくのでしません。

この手の専門学校で教えている講師の多くは俳優・声優の仕事だけでは生活できるだけの稼ぎがないから教えている人達です。教えている側に回っている人ですら稼いでいけていないのに生徒にチャンスはあるのでしょうか?

私が専門学生時代に教えてもらった先生の中にも、何人かはコロナの追い討ちもあって生活が苦しい、全く関係のないバイトをするしかないと嘆いている人がいます・・・。

専門学校、養成所というのは仕事がない俳優・声優さんにとっての副業、下手すれば本業よりも安定して稼げる有り難い働き口なだけというのが実態かもしれません。

とてもじゃないですけど、次世代の人材を育てる場所とは言えないでしょうね。もちろんだからと言って講師達は必死になって教えてくれるはずなので上達はすることでしょう。その成長が直接、売れることに繋がらないのだから悲しいものです。

 

この事実を事前に知ることができたとして、じゃあどうすれば良いのか?と。

まともな人であれば人手が不足していないのであれば、中途半端な実力しか持っていない人では厳しいということで諦めるのが賢明でしょうが、このブログでは演技の他に「ビジネスの知識・スキル」「個人事業主としてやっていくための心構え」を勉強すれば道は開かれるかもしれないということを説いていますので是非、他の記事にも目を通してみてくださいませ。

今後はその分野に関する記事を多数、更新していく予定です。

では、今回は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。

参考記事「待つ・受け身では駄目だという本当の意味

コメント

タイトルとURLをコピーしました