前回の記事では→「役のキャラクター付け アニマル・エクササイズ」という記事を書きましたがこの「アニマル・エクササイズ」日本ではあまり馴染みのない役作りのような気がしてやり方を説明されても、いまいちどうすれば良いのか分からないかもしれません。
そこでプロの俳優たちが実際に仕事の現場で実践した例をご紹介しましょう。
「アニマル・エクササイズ」と検索してみるとちょうどそのような記事があったので引用させていただきます
アニマル・エクササイズという演技の方法がある。ニューヨークにある”アクターズ・スタジオ”で実践されている演技の方法の一つである。わたしが知っている範囲で、この方法について言及する。
この方法は、様々な動物の仕草や佇まいなどを役作りに応用するものである。よく知られているのは、「ゴッドファーザー」(1972年)におけるマーロン・ブランドの演技か。ブランドは、本作において、マフィアのボスを演じるに当たり、ゴリラの動きや仕草を利用しているという。確かにマフィアのボスを演じるには有効なアプローチだと思う。また、「レインマン」(1988年)におけるダスティン・ホフマンは、サヴァン症候群の兄を演じるに当たりリスの動きや仕草を利用しているという。確かに本作においてホフマンはいつも神経質そうにせかせかしている。
「アクターズ・スタジオ・インタビュー」というテレビ番組にゲストとして出演していたアンソニー・ホプキンスは、番組の中で「羊たちの沈黙」(1991年)でレクター博士を演じるに当たり、猫をイメージしていると言っていた。劇中においてレクター博士が、ほとんどまばたきしないのはそのせいであるにちがいない。このように、その役を動物に例えて表現するアプローチ方法がアニマル・エクササイズである。高橋いさをの徒然草より
劇作家・演出家として有名の高橋いさをさんのブログに「アニマル・エクササイズ」について書かれた記事があったのですが、なんとそこには名優たちがこの映画ではこの動物を参考にして演技をしたと書かれていました。
・「ゴッドファーザー」マーロン・ブランド(ゴリラ)
・「レインマン」ダスティン・ホフマン(リス)
・「羊たちの沈黙」アンソニー・ホプキンス(猫)
このエクササイズを知った方は是非、一流の俳優たちはこの「アニマル・エクササイズ」を活用してどう本番の演技に反映させたのか?その実践例を観てよりこうすれば良いのか!とイメージを鮮明にしていってほしいと思います。
そんな視点で映画を観れるのも俳優ならではの楽しみ方ですよね。
では今回は短くまとめたメモ的な記事でした!
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